家計レッスン

「貯金専用口座」には月々いくら入れればいいの? その問題を解説してみる!

前回のブログで、「貯金専用口座」を作った時、「自動定額入金」を使うといいという記事を書きました。
前回のブログ→「貯金専用口座」を作ろう! 貯めるのにピッタリの「定額自動入金サービス」とは>>

月々いくら貯金すればいいの?


さて、ここで疑問が湧いてきます。「貯金専用口座」には、月々いくら貯金すればいいのだろう?と。

それは、各々の状況で「貯めなきゃやばい金額」「貯めた方がいい金額」というものは異なってきます。なので「この金額を貯金専用口座に入れるべし」という決まりはありません。



我が家の場合、「教育費」「老後資金」「住宅購入の頭金」「何かあった時の当面の生活費」こちらが「貯めなきゃやばい金額」になります。
それらを一度合計して、何年で貯めればいいのかを割り出して、1ヶ月あたりの「貯めなきゃやばい金額」を算出しています。

が、それはかなり面倒くさいので、おいおいしっかり書いていきたいと思います。

今回は、いくらくらい貯金ができる家計ならば、上手に家計管理ができているのか?という目安について書いていきたいと思います。

その前に、まず、生活費には「固定費」「流動費」について。

FPの先生やメディアなどによって、分け方は若干異なりますが、21年間(2020年3月現在w)家計管理をしてきて、この分け方が簡単というもので書いていきますね!


「固定費」
 ・毎月、必ずかかる費目のこと。
 ・大幅が増減はなく、引き落としにしていることも多いでしょう。

《固定費一覧》
「住居費」
「光熱費」
「通信費」
「生命保険・損害保険」
「教育費」(学校、保育園、習い事の費用、給食費、学童)
「車関連」(車のローン、駐車代、ガソリン代)
「その他のローン」
「月額で固定の支払い」(ジムの月会費、サブスクリプションサービス)
「小遣い」など

「流動費」
 ・毎月の金額が固定されていない出費
 ・冠婚葬祭やレジャー費など、年に数回発生する出費

《流動費一覧》
「食費」
「日用品」(洗剤類、雑貨類など)
「被服費」
「嗜好品・娯楽」(旅行、タバコ、お酒など)
「美容費」(ヘアカット、ネイル、化粧品類など)
「交際費」(飲み会など)
「医療費」「交通費」「冠婚葬祭」

・・・と、こんな感じなのですが、実は「流動費」も予算を決めることで、「ほぼ固定費化」できてしまいます。
ずるずるダラダラ使うのではなく、「だいたいこれくらいの範囲で使う」と予算を決めておくと、管理しやすくなります。

ただし、「医療費」「冠婚葬祭」は予算を決めにくいもの。
なので、「大きな病気」「冠婚葬祭」は「生活費ストック金」というものを作っておき、そこから使うと「今月は冠婚葬祭が多くて赤字になってしまった!」という罪悪感がなくなりますよ。
この「生活費ストック金」も貯金をして、どこかの口座などにプールしておくと便利です。
これもそのうち詳しく書きたいと思います。

また、費目を極力減らしていくと、管理がとても楽になります。

私の場合、 固定費=「住居費」「光熱費・通信費」「生命保険・損害保険」「教育費」「夫小遣い」
変動費=「食費・日用品・被服費・嗜好品・交際費・交通費」をひとまとめに管理し、「旅行」「冠婚葬祭」「医療費」としています。

ちなみに、「車」は持ちません。家でお酒も飲みません。タバコも吸いません。
この辺、断捨離しちゃいました。

貯金の目安は手取り収入の◯%


で、いよいよ本題です。
「将来に向けて、月々、貯金をしよう」と思い立った時、まず、貯めておきたいのが、「何かあった時の当面の生活費」です。
これは、転職をする際など、収入がなくなった時の確保として、失業保険待機時間である手取り収入3ヶ月分とよく言われます。
その貯金がない人は、まず「手取り収入3ヶ月分」の貯金を目指すことになります。

例えば、手取り収入20万円であれば、60万円貯めたいということになりますが、月々1万円を貯めていくと、なんと5年かかってしまいます。
ちょっと気が遠くなる話・・・。

そこで、最初の「『貯金専用口座』には、月々いくら貯金すればいいのだろう?」という疑問が出てくるわけです。
まず、家計改善をしようというスタートラインに立った人が、最低限の目標にしたいのがこちら↓↓↓↓

●独身で一人暮らし…5~10%
●独身で実家住まい…20~25%
●共働きで子どもナシ。でもいずれ子どもを持つ予定の場合…15~20%
●結婚して共働き・0歳~小学生の子どもがいる場合…5~10%
●結婚して一馬力で子どもがいる場合…5%
●中・高・大の子どもがいる場合…5%

この金額を、まずは「自動定額入金」で先取り貯金してしまうのです。
これだけは絶対死守。手をつけちゃだめ!と自らに言い聞かせる・・・。

ここからスタートしてみましょう。

そして、固定費は手取り収入の40~45%だと家計の管理を健全に運営しやすいと言われています。

手取り収入ー(固定費+貯金)=流動費

こうやってみると、シンプルに予算わけができますね!



ちなみに私の場合、22歳でシングルマザーになり、「よし、貯金しよう」と思った時、手取り収入は13~16万円でした。
その25,000円を貯金していたので、19~16%を貯金に回していたということになります。
やや多めです。

でも、これが理想ではありません

なぜなら、貯めているのは「子どもの教育費」のみでしたから。
「何かあった時の当面の生活費」や「老後資金」にはまだ手が届いていない状態です。

初めのうちはキツかったなー。
貯めた貯金に手をつけてしまうこともしばしばでした。でも、だんだん手をつけることもなくなり、いつしか余るように!!

ちなみに、当初の「月25,000円貯める計画」では、1年で30万円貯まる予定でした。
最初は「すご! 30万円も貯められるの?」って自分で立てた計画にびっくりしていたくらい。
なのですが、だんだんやりくりが上手くなり、気づけば1年で40万円近く貯まっていました
家計管理も貯金も、まずはやってみること!
それが1番大事だなと思います♪

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