資産づくり

とりあえず足を踏み出す、考えるのは後からでもいいんじゃない?

 

無責任かもしれませんが敢えて言います!

前回の記事からの続きです。
前回はコチラ→「iDeCoでは「貯蓄型」を選んじゃダメ! その理由とは!?

iDeCoに加入して6年。ご自分では積み立て投資をしていると思い込んでいたAさんですが、実はしてなかった・・・という驚愕の事実が発覚しました。
当然、「じゃ、(今度こそ)投資信託買ってみる!」ってことになるわけです。
すると、この時、一体、どんな商品を選べばいいのか? という疑問が湧いてきます。

Aさんも聞いて来ました。
「ねえ、じゃ、何を選べばいいのかな?」って。

本当、難しいです。

なんてったって、「REIT」とか「エマージング債」とか「バランス型」とか、パッと見ただけだと分からない単語のオンパレードです。

見た→チェックした→やめた→おしまい。
ってしたくなる気持ち、よーく分かります。

だから、最初はあまり深く考えずに、まずは一歩足を踏み出してみる。
それから勉強していく
…というスタンスでもいいのではないかと思います。

というのも、「iDeCo」で買える商品については、各金融機関によって取り扱う商品は違うのですが、その金融機関が「長期」「積立」に向いていると判断した投資信託をラインナップしているから。

おいおい詳しく書きたいと思いますが、「iDeCo」とよく比較される「つみたてNISA」の場合は、金融庁によって「長期」「積立」に向いている投資信託が117本に選定されています。

そこに入っている商品とiDeCoで取り扱われている商品は重なっている部分もありますので、「つみたてNISA」で選ばれている商品を、「iDeCo」で積み立てるのもナイスアイディア!

話は外れましたが。。。
どれくらいの本数を扱っているかは、その金融機関によって違うので、一度比較してみるといいですよ。

ちなみに、「iDeCoナビ(運営:NPO法人 確定拠出年金教育協会)」からチェックできます。
コチラをクリック→「各金融機関の取り扱い商品内容

さて、我が家の場合ですが、夫はSBI証券、私は楽天証券を使っています。
なんてったって、私は楽天のポイントをゲットするのが大好きですからね!

この2つの証券会社が扱っているのは、どのような商品でしょうか。
ピックアップしてみました。

SBI証券(オリジナルプラン)の場合
元本保証型 1本、国内株式 9本、国内債券 1本、外国株式 10本、エマージング株式 2本、外国債券 1本、エマージング債券 1本、ハイイールド債券 0本、複合資産 10本、 REIT 2本、その他 1本

 

楽天証券の場合
元本保証型 1本、国内株式 6本、国内債券 2本、外国株式 6本、エマージング株式 1本、外国債券 2本、エマージング債券 1本、ハイイールド債券 1本、複合資産 8本、 REIT 3本、その他 1本

ちょっと、わかりにくい言葉がありますね!
解説していきましょう。

《用語解説》

■ 投資信託

ファンドともいいます。投資家(個人・企業など)から集めたお金を、株式や債券などに投資して、運用する商品です。
運用する人は、専門家のほか、最近ではAIが運用している商品もあります。
投資信託には、様々な商品があり、銀行や証券会社などで購入できます。最近では、100円から買えたり、ポイントで買えたりするので、とても身近です。

■ エマージング

新興国のこと。新興国は、東南アジアや中南米、中東、東欧などの国を指します。エマージング株式と書いてある投資信託なら「新興国の株式に投資する投資信託」となります。

さらに詳しく>>「金融用語集 エマージング」

■ ハイイールド債(ハイ・イールド債)

ハイ=高い、イールド(yield)=収益、利回り
つまり、高い利回りの債券ということになります。ジャンク債・投機的格付け債などとも呼ばれています。

さらに詳しく>>「金融用語集 ハイイールド債」

■ 債券

債券とは、会社や国が、投資家からお金を借りる際に発行するものです。つまり、債券を買うということは、その企業や国にお金を貸しているということになります。
例えば、日本にも「国債」というものがあります。個人が買える国債は、3年、5年、10年満期のものがあります。満期になるとお金を返してもらえるのですが、その際には利子が付きます。

■ REIT(リート)

不動産投資信託とも呼ばれています。 投資家から集めたお金を、不動産を対象に投資する投資信託です。

さらに詳しく>>

■ 複合資産

複合資産型ファンドのこと。資産複合型ファンド、バランス型ファンドとも呼ばれています。
株式だけでなく債券も、日本だけでなく先進国全体に‥‥と、1つに偏るのではなく様々な資産や市場に投資しているファンドです。

さらに詳しく>>

まずはシンプルな商品を買ってみよう

本当に投資って難しい言葉ばかりでイヤになりますね。
さて、投資信託を購入しようというときに、一体どの商品を買うのがいいのか? そこで悩む人が多いと思います。
私が、初心者の方にオススメしているのは、この2つ。

・シンプルな商品を選ぶこと
・興味のある商品を選ぶこと

ここから先は図表を見ながら説明した方がわかりやすいと思います。

これはSBI証券のHPをスクショしたものです。

ファンド名、分類、地域というところを見てみましょう。

「大和-iFree 8資産バランス」という商品は、「バランス」に投資し、地域は「グローバル」であることがわかります。つまり、株や債券に投資し、地域も世界のいろんな国や地域に投資していることになります。

その下にある「大和-iFree NY ダウ・インデックス」という商品は、「国際株式」に投資し、地域は「北米」であることがわかります。

つまり、前者はどこの何にいくら投資しているのか、細かいところまで見ていかないとわかりません。

しかし、後者はアメリカの株式に投資することがわかります。そして、「NYダウ・インデックス」と書いてあります。

これは「NYダウ」という市場があり、その値動きに連動するということを意味しています。

この2つを比較すると、後者の方がシンプルですよね?

さらにその下の「三井住友DS-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」は、日本の国内株式のみを対象に投資している商品だということがわかります。

こんな風に、わかりやすい商品を選ぶと、自分が何にどれだけ投資しているのかがわかるので、値動きがあった際に、判断をしやすくなります。

例えば「NY市場で、株価が暴落しているなー。少し投資金額を増やそうかな。上がった時に売ろうかな」などという行動を取れるようになりますね!

こんな風に、投資すると同時に、投資の勉強にもなります。

興味のある対象に投資するというのは、文字通りそのまま。

やっぱり人間、興味があるものに投資した方が、楽しいですよね。

ちなみに私は、iDeCoでは、「先進国株式」「北米株式」「日本株式」「新興国株式」「REIT」に分けて、投資しています。

ちょっと長くなったので、この辺りでおしまいにします♪

《用語解説》

NYダウとは
「ダウ平均」「ニューヨーク平均株価」などとも呼ばれています。
一般的に「NYダウ」といえば、「ダウ工業株30種平均」のことを指します。

インデックスとは
インデックスファンドのこと。インデックスとは「指数」「指標」を意味します。
つまり、「指標」となるものと連動して値動きする投資信託のことをいいます。


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